20140628

グランド・ブダペスト・ホテル

「グランド・ブダペスト・ホテル」を観た。楽しい8、ほろり1.5、急にくるグロさ0.5!

洋画の知識がほとんどないのでジュード・ロウとレア・セドゥしか俳優さんがわからなかったけど(あとドミトリー役の人は見たことあるぞと思って調べたら「戦場のピアニスト」の方だった)とってもコミカルでおもしろかったし何より画面がかわいいずくしだった。
ウェス・アンダーソンの映画は「ダージリン急行」と「ムーンライズ・キングダム」は既に観ていたけど今回が一番楽しかったな~

内容から何かを感じて自分で考える、というより本当に楽しい!かわいい!で満たされて幸せな気分になる映画だと思いました。以下おもしろかったシーン等々メモ↓





・ル・パナシェって本当にある香水なのかな~とぐぐったら地元のハンバーグ屋が出てきた。更に翻訳するとフランス語で羽毛という意味らしい。グスタヴの好きな香り気になる

・メイド役のレア・セドゥのメイド姿………好き

・監獄仲間最高だったな~!バラされそうになったときに無言で助けてくれた囚人さんも。脱獄の最後の最後で一人欠けたけどあんなにあっさりしていいのか!?

・コンシェルジュの秘密結社のところの鍵がいちいちかわいかった。鍵の秘密結社!あと各ホテルの制服もうちょっとちゃんと見たかったな~ボーイの子もみんなかわいい

・最初バスケットからアレが出てきたときアガサかと思って焦った。思わず目をつぶってしまった

・ゼロとアガサが窓から落ちてメンドルの輸送車(?)に落っこちるシーンかわいいいいい!メンドルのピンクと水色の箱にストーン!と落ちる二人かわいいいいい

・雇われ殺し屋ターミネーター並みだった。最後のスキーVSソリのレース(?)なんかもう笑っちゃったな。基本的に走っている姿が全部サザエさんみたいでした

・ドミトリー役のエイドリアン・ブロディ氏のお顔が好きなんですけど観ながらずっと日本の俳優の誰かに雰囲気似てる…?と思っていて、一日経ってそれは村田充なのでは!?とひらめきました。仮面ライダーキバのときのビショップっぽくない?

・エンドロールの端っこ!!!かわいいいいい





とにかく映像がお洒落でかわいかったし楽しかったし笑ったし何より幸せになった!満足!一緒に観に行った友だちともわーわー言えてそれも楽しかったです。おしまい!

20140605

映画メモ/2014年5月

いつの間にか6月だー。先月は映画館2回、録画が4つの計6本でした。週に1本以上だから昔と比べたらだいぶ調子がいい。以下5月に観た映画





・「舟を編む」
おもしろかった!馬締と西岡の友情見ていていいなーと思った。正反対な人ほど馬が合ったりするよね。あと大好き池脇千鶴が西岡演じるオダギリジョーの彼女でそこも掴まれた…オダギリジョーの足と足の間に挟まる千鶴よ!いい同棲でした。あと加藤剛さんの教授の雰囲気も好きだった。
辞書を作るのってすごく時間のかかる細かい作業の繰り返しなんですね。その行程を見て私は教授のように年を重ねても“今”に自ら首を突っ込んでおもしろい、と思えるおばさんになりたいと思いました。作文


・「ドラゴン・タトゥーの女」
2時間半くらいあったけど意外と長く感じなかった。リスベット姐さん!!!ミカエルは良くも悪くも男だなーと思ったけどダニエル・クレイグ超格好良いので許す。でも最後のリスベットは切なかった;;
しかし精神的にもそうなんだけど視覚的にかなりエグい。あのクソ精神科医は本当に腹立ったのであのやられっぷりは小さく拍手だった(?)あと事件の鍵が聖書の引用となっているところはセブンを彷彿とさせますね。後味はセブンの方が悪かったけどね…


・「帰郷」
西島秀俊主演だしとりあえず録画しておこっかな、くらいの気持ちで見たら当たりだった。独身男と幼い女の子、という組み合わせがなんでか好き。チハルちゃんかわいかった!芯がずっと真っ直ぐなままの晴男くんもなー!チハルちゃんのお母さんとの間にある矢印はやんわりお互いに向いているけど上手くハマらない感じ、人生ってタイミングなんだなぁと思わずにはいられなくてしんみりでした。最後に留守電を聞いたときの表情にもグッときた。片岡礼子さんも好きな女優さんの一人
あと光石研さんが出ている映画はだいたいおもしろいという持論はいまのところブレたことがない。もれなく帰郷もおもしろかったです


・「長い散歩」
癒し系ほのぼのムービーかと思ったら全然違った。おじさんと女児という組み合わせは帰郷と同じだけど、こっちは抱えているものが両者共に重たかったので映画としてもズシーンと重たかった。なにもそこまで詰め込まなくても…という追い打ちは必要だったのかい(松田翔太くんのアレ)
それにしても高岡早紀はああいう役ハマりすぎ。ネグレクトもそうだし見過ごせない出来事が身近で起こっているのかもしれない、と考えるきっかけにはなった。自分が気づいていないだけですぐ側の話なのかもしれない





チョコレートドーナツと5つ数えれば君の夢は略。
今日はルビー・スパークスとヘドウィグ・アンド・アングリーインチを借りてきた。チョコレートドーナツを観てから歌モノの映画が見たい欲!そして渋谷すばるさんが山下敦弘監督の映画主演!うおおおこれはすごく楽しみです。苦役列車も旧作になっていたから今度借りてこよう。おしまい

20140601

5つ数えれば君の夢

「5つ数えれば君の夢」を観た。観終わった後しばらく言葉にならないため息ばかり出ました(よい意味の)友達と二人でずっと「あぁ~」「あぁ…」「うわー!」という会話のキャッチボール…なんて言ったらいいのかわからない感情が溢れ出て止まらなかった。
どう言葉にすればいいのかわからないので支離滅裂な文章を残すだけになってしまうけど、今年入ってからは続けていることなので書きます。感想未満のメモ





うー、まずどこから書き始めればいいのかわからないけれどとにかく三年間しかない高校生活って濃いな、濃かったんだな!と思った。良くも悪くも囲われているからこそ出てくる感情とかたくさんあるし、それを久しぶりに画として見たのでう、うわぁ…ってなりました。登場人物に共感はあまりなかったけれど、でも同じように高校生を三年やったことがある人間が見たらきっとうわぁ…ってなるんじゃないかと思う。

都が宇佐美に行き過ぎた感情を押しつけてしまったのは、女子校という空間が余計にそうさせてしまっていたのかもしれないけど、でもきっと卒業したらあそこまでの強い思いは案外あっさり消えてしまうんじゃないかなぁと思う。
「宇佐美が一番かわいいよ」のところが個人的には一番キューっと胸にきた。でも宇佐美ガールズの中で宇佐美飛び抜け過ぎていたな。グループだったらもう一人くらい化粧濃い子いそうだけど

5人の中ではさくがすごく好きでした。登場人物の中では一番普通というか、いそうな感じがした。花屋のお兄さんに恋している姿も、周りとうまくやろうとするところも、本当はりこのことをすごく好きなところも通してかわいかった。未夢ちゃん本当によかったなー!
最後の語りも声がすごくよかった。全体的に難しい言い回しが多かったので正直台詞はしっかり覚えていないのですが「美しいあなたでいてね」という言葉はしっかり頭に入ってきました。好き

なんとなくだけど一番難しそうだなと思った役は委員長です。お兄さんとの長回しシーンの台詞は巻き戻してもう一度聞きたい。きっと漫画だとそこまで抵抗なく受け容れられると思うんだけど、あの台詞を三次元で演るのはなかなか大変なのでは…と思ってしまいました。くり返し読み返してしまうページ、があのシーンです。

りこは本当になにをやっても絵になっていた。りこというか新井ひとみ自身というか、とにかくそこにいるだけで目を奪われる存在感すごい!体育館で大胆に踊る姿も一人でプールをずんずん歩いていくところも苦しくなるくらい美しかった。あの子に「私をみていてよ」って言われるのはとんでもない名誉な気さえする。にしてもモダンダンス本当すごかった…DVD早く…

現実と幻想が入り混じっているような不思議な映画でした。リアルなんだけど夢みたいな感じ。でもエンドロールで本物の現実が現れたような気がした。物語とつながっているのか、物語の登場人物から東京女子流に戻ったのか、どっちなんだろう。
でもあのエンドロールはたまらなく好き、かわいいしかなかった。制服できゃっきゃしている女の子かわいすぎる。最高!





余談。帰り際友達が「いまならこのアーケードの端から端まで全力速力で走れる」と言っていたけど本当にその気持ちがよくわかりました。終電まで「あぁー」「あぁ…」「うわー!」な会話を延々していた。感情で会話とはこのことか…!というより単に説明できなかっただけかもしれない。語彙力を養おう